う@湘号、復活!(2008年1月)
(10/23/2006, 2/04/2007, 2/23/2007, 5/15/2007-1/12/2008, 3/30/2008)

2007年5月から8ヶ月間の長きにわたって、
エンジン・ブローを起こしたう@湘号は、アルティメイト@宇都宮に入院してました。
2008年1月12日、エンジン交換したう@湘号がやっと復活しました。(^^)v
「復活!」といっても、エンジンは外から見えないので、
外観は何も変わっておりません。(^^ゞ
【トラブル発生・第一回 (10/23/2006-11/14/2006)】
【トラブル発生・第二回 (2/04/2007-2/11/2007)】
【トラブル発生・第三回 (2/23/2007-3/10/2007)】
【トラブル発生・最終回 (5/12/2007-1/11/2008)】
【トラブル修理完了 (1/12/2008)】
【慣らし運転@(海坂藩〜仙台) (1/15/2008-1/16/2008)】
【オイル滲み修理 (3/30/2008)】 New!
【う@湘号改造・第3段階完了(4/28/2001)】
改造後5年半で17万キロ走行してると、
あちらこちら消耗部品がトラブルを起こし始めます。
壊れる前に交換する「予防保守」が車を長く乗るための秘訣ですが、
なかなか壊れていない部品を何十万も出して交換できませんよね。。。(^_^;
悪夢のようだった一連のトラブル、そもそもの始まりは2006年10月下旬。
そこから、次々とトラブルが続きまして、最終的にエンジン交換、
結果論ではありますが、
嗚呼あの時、あの時一緒に「燃圧レギュレータ」等の消耗部品を交換していれば、
エンジン・ブローまで至らぬものを・・・ (T_T)
すべてこの世はままならぬ。 「後悔先に立たず」とは、けだし名言也。(^_^;
聞くも泪、語るも涙の物語。 お涙頂戴、有難う〜♪

トラブル発生・第一回 (10/23/2006-11/14/2006)
《エンジン息つき、エンスト》
【2006年10月23日】
通勤途上の東名・東京料金所を過ぎた辺りで、
アクセルを吹かしたら突然ゴホゴホとエンジンが咳き込みはじめる。
急いで左車線へ移り 80Km/H まで速度を落としても息つきが止まらず、
路肩に寄せてエンジンを停止。 しばらく休ませた後、
ゆっくりと走り始めると特に症状が出なかったのでそのまま会社へ。

帰りも横浜青葉を過ぎる辺りまでは 80Km/H 巡航で特に問題無し。
横浜町田を過ぎた辺りで再び息つき発生したので、急いで路肩に寄せて減速。
アクセルから足を離して速度が 20Km/H 以下まで下がったところでエンスト。(^_^;
数回始動を試みるも、エンジンがかからず。
1・2分休んでアクセルを軽く踏みながらエンジンをかけると回り始めたので、
そのまま走行車線へ。
しばらく 80Km/H 以下で巡航中に再度息つき発生。
路肩に寄 せても同じ状態で、数回エンジン始動を試みて走行車線へ。
厚木ICに着くまで、3度か4度、この繰り返し。
(厚木ICから は下道を 50Km/H 以下で走行。その後は家に着くまで症状出ず。)
【2006年10月24日〜10月30日】
ディーラーへ運んでチェックしてもらったところ、
4番・5番の気筒の出力が安定していないらしい。
タービンついているためディーラーではエンジンはばらせないので、
はっきりとした原因まで絞り込めない様子。
Web で調べると、O2センサー不調やエアフロ不調が原因で
加速中に息つきや失速することもある、という書き込みを発見。

O2センサーは購入後25万キロ一度も交換せずにそのままだし、
エアフロ・メーターも改造後17万キロ無清掃・無交換。
さすがに交換しないとまずいかな、、、と思っていたところだったので
先ずはO2センサーだけでも交換してもらおうと思ったところ、、、
タービン脱着しないと交換出来ないのでディーラーでは無理との返事。(^_^;
結局、アルティメイトで息つきの原因をチェックしてもらうことになって、
宇都宮まで陸送。
【2006年10月31日〜11月13日】
アルティメイトで調べてもらったところ、
やはりエアフロ・メーター(Z32用)が吹き戻しでかなり汚れていているとのこと。
17万キロもそのままで走っているので、新品に交換。
息つきの直接の原因とは関係ないが、
チェック中にタービンのOILリターン・ホースがくたびれているのと、
(去年の夏、右側のロッカーカバーのガスケットは交換したが)
今回左のロッカーカバーのガスケットからオイル漏れがあったとのことで交換。

ガスケット交換作業でタービンを脱着しないといけないので、
O2センサーも左右同時に新品に交換してもらうことに。
エアフロー・メーター交換のついでに、かなりくたびれてきたエア・クリーナも併せて交換。
息つきの原因として他に考えられる燃料フィルタは昨年夏に交換しているので、
もうひとつの考えられる原因のインジェクタのOリングを交換。
(インジェクタそのものは、そう簡単には壊れるものでは無いとのこと。)
【2006年11月14日】
交換作業がすべて完了したとの連絡があって、
宇都宮まで行ってう@湘号を引き取りに行きました。
外したO2センサーを見せてらったら、
こってりとカーボン・スラッジでコーティングされてました。(^_^; 
タービンからのOILリターンも熱で割れてしまっていて、
そこからもオイル漏れを起こしていたようです。
他にも熱で劣化の進んでいたホース類も、
見つかった範囲ですべて交換してもらいました。

引き取った後、東北道〜外環〜環八〜東名経由で帰路につく前に、
鹿沼IC手前のSSで満タン給油。
平塚まで 176.6Km 走った後、家の近くのSSで給油したところ、
給油量が満タンすりきりで 21.88 L。
燃費は、、(高速は時速80前後で巡航でしたが)な・なんと 8.1Km/L 。(^ー^)
環八の渋滞を含め約28Kmの下道を入れてこの燃費ですから、
高速だけだと 8.5 以上は出ていたと予想されます。
今回、O2センサーだけでなく、
エアフロー・メータ、エアクリーナーも新品に交換しているので、
燃費は良くなるだとうとは予想していましたが、
ここまで良くなるとは思っていませんでした。
アクセル踏んだときのレスポンス・吹け上がりも
今までとは違うフィーリングで very good! です。

改造直後の慣らし運転で、
作並から宇都宮のまでの戻りの燃費が 7.18 Km/L。
最近では、高速道燃費の最高が 7.67 Km/L。
1年前の外付けオイル・クーラーへのバイク用電動ファン取り付けの帰り
(ほぼ今回と同じ走行パターン)の燃費が 7.03 Km/Lでしたので、
今回大幅な燃費改善です。
(改造後、8Km/L台の燃費は一度もありませんでした。(^_^;)

と、この時は「すべて、よっしゃ〜!」と思ったんですが、、、
この時に他の部品と一緒に、
「燃圧レギュレータ」という
1万円くらいの(消耗)部品を交換しなかったばかりに、、、
時限爆弾を抱えることになってしまいました。(大汗)
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【トラブル発生・第二回 (2/04/2007-2/11/2007)】
《シリンダにガソリン充満》
【2007年2月4日】
2006年10月に起きたエンジン・トラブル(息つき・エンスト)は、
O2センサー、エアフロー・センサー、等等消耗部品を交換して解消。
燃費もリッター1Km以上良くなり、正月に大阪に帰った際には
(80Km/Hでの定速巡航でしたが)8.6Km/L をマーク!
「よし、よし、快調、快調」、と喜んでいたんですが、 『好事魔多し』で、、、

2月はじめの日曜日、
買い物に出かけようと家を出てすぐのところで、アクセルを踏んでも回転数が上がらず、
これはやばいと直ぐに道路の左端に車を寄せてブレーキを踏んだらエンスト。
急いでエンジンを始動させようとすると、ウィーン・ガクッとエンジンがかかりません。(大汗)
何度始動を試みても、同じ状態で始動出来ません。

以前であればあせったんでしょうが、そこは過去2回の経験があるので慌てず、
携帯でJAFロードサービス救援コールの番号「#8139(ハイ・サンキュー)」をダイヤル。
待つ間にふとエンジン・ルームの下を見ると、なにやらポタポタ道路に垂れてます。
最初はオイル漏れかと思ったんですが、、、
近くに寄るとガソリンの臭い。どこかで燃料が漏れている様子。(^_^; 

電話して約20分でJAFが到着。
調べてもらったら、インジェクタから燃料が漏れている様子。
応急措置も出来ないので、ディーラーに運んで調べてもらうことにしました。
さながら、ジョーン・バエズの唄う「ドンナ・ドンナ」状態で、
ディーラーまで引かれていく、う@湘号。
あ〜る晴れた 昼下がり ディーラーへと続く道 ♪
ローダーがごとごと テラノを載せていく ♪
ディーラーに運んでもらってざっと見てもらったところ、
セル・モーター(2005年10月に交換)は回ろうとするんだけど、
クランクが回ってくれない。
ガソリン漏れとあわせて、原因を調べてもらうため、
とりあえずこの日はディーラーにう@湘号を置いて帰ってきました。
【2007年2月6日】
テラノMLのオーテックさんから、
「インジェクターから燃料が出っ放しになり、
シリンダー内に溜まって、クランキングが出来なくなった可能性あり」
との指摘がありましたが、
ディーラーからの状況報告を聞くとやはり同様で、
「インジェクタから燃料が出っぱなしになってウォーター(燃料)ハンマー現象を起こして、
エンジンが逝ってしまった模様。(^_^;
ディーラーではエンジンを開けられないので、これ以上何も出来ない。
宇都宮に持ち込んでどこまでダメージがあるのか調べてもらう以外、
ディーラーではうつ手は無い」
状況だそうです。 予想していた最悪の事態となったようです。(大汗)

とにかく宇都宮に連絡して、陸送で宇都宮まで運んでもらいました。
【2007年2月7日】
6日の夜アルティメイトに連絡入れ、7日のお昼に早速車の引き取りを来てもらい、
宇都宮に着いてすぐにチェックしてもらった結果、
幸いにも、エンジンには全くダメージが無かったとのこと。(^^)v

調査してもらった結果、原因はインジェクタそのものの劣化ではなく、
燃圧レギュレータのトラブルで各インジェクタのOリングから燃料が噴出し、
その結果シリンダ内にガソリンが充満し、クランクが回らなくなったそうです。
家から出てすぐの所でのアクシデントで、
20Km/H位でゆっくりと走行していた時に発生し、
すぐに惰性で道路の脇に車を寄せた後そのままエンジンがかからなくなったので、
ウォーター・ハンマー現象が出る前に不動産状態になったのが良かったようです。
パンクした
燃圧レギュレータ
Oリングが吹っ飛んだ
フューエル・インジェクタ
燃圧レギュレータがパンクして全インジェクタに過度のプレッシャがかかり、
#2インジェクタのOリングが吹き飛んで
シリンダにガソリンが充満してエンジンが停止。
その後スタータを回そうと何度かトライした際、
#2シリンダのガソリンが押されてサージタンクから他のシリンダに回り込み、
オイルタンクにも流れ込んでしまっていました。
(オイル量が12〜13Lまで増えていたそうです。(^^;;;)
オイルクーラーやインタークーラーにも
溢れたガソリンが流入していたそうで、すべて外して洗浄してもらいました。
【2007年2月11日】
エンジン破損という最悪の事態は避けられたので、
この際、改造後17万キロ無交換の消耗部品のうち、
特に走行中のエンストを引き起こす可能性のある部品については、
今回出来る限り交換しました。
(1) 燃圧レギュレータ
(2) フューエル・インジェクタ
(3) AACバルブ
(4) 燃料ポンプ(R33 GT-R用)
(5) 燃料フィルタ
(6) 点火プラグ
交換した消耗部品

このところ冷間始動時にアイドリング回転数がばたついていたので、
AACバルブも一緒に交換してもらいました。
交換したAACバルブを見せてもらいましたが、カーボン・スラッジがこってり付着。
清掃するより交換したのが正解だったようです。
レギュレータの不調で燃料が濃くなりすぎて、AACバルブの汚れと相まって
アイドリング回転数のばたつきとなってしまっていたのでしょうか・・・
引き取った際にエンジンを始動すると、昔の始動の感じが戻ってました。
まぁ、当たり前といえば、当たり前なんですが。。。
カーボン・スラッジがこってり付着したAACバルブ
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【トラブル発生・第三回 (2/23/2007-3/10/2007)】
《電源系統トラブル》
【2007年2月23日】
2月の「雪見露天オフ2007」から戻って1週間後のこと。
朝、キーを入れてエンジンをかけようとしたら、
一瞬アクセサリ・ランプが点いてすぐにプツンと電源が落ちてしまい、
その後はランプも点かない状態でした。
(前日の朝も同じ症状だったんですが、その時はすぐに直って、
夜も何事もなく電源が入ったので、重要視しませんでした。)

会社からディーラーに電話して
とにかく車をディーラーまで運んでもらって原因調査を始めてもらいましたことろ、
スタータのところで測った電圧が10Vくらいしかしか出ていないことが判明。(^_^;
時々電源入ってエンジンがかかるときと、
全く電源が入らないときがあるそうです。

バッテリは3年前に取り替えたオプティマ・レッド2連装で、
まだまだバッテリーが上がる時期でもないので、
どこかで大きく電圧降下を起こしている部分がある筈。
まずはそこを特定してもらう調査をしてもらうよう、お願いしました。

ディーラーで調べてもらったところではバッテリは大丈夫というので、
イグニッション・スイッチやリレーを新品に交換してもらったんですが効果なし。
イグニション・スイッチに入るところの電圧が2〜10V
くらいの範囲で変動しているようなので。
バッテリーからイグニッションに至るまでの配線( or そこにつながる機器)
のどこかに原因があるようだ、、、というところまでは絞り込めても、
バッテリ(オプティマx2)を後部荷室に移設していて
ノーマルとは系統が大きく変わってしまっているので
ディーラーではそれ以上の作業は出来ないと言われました。

已む無くアルティメイト@宇都宮にお願いして原因調査していただくことになりました。
(不動産状態なので、ゼロに陸送を頼んだら、
北海道に片道陸送してもらうのと同じ費用をとられました。
自走でローダーに乗れれば、その3分の一で済んだんですが・・・(^^;;;)
【2007年3月10日】
今回も、テラノMLのオーテックさんから、
「バッテリー端子の接触不良では?」というが指摘ありました。
宇都宮で配線をチェックしてもらったところ、
バッテリの端子は大丈夫だったんですが、ボディーに取り付けたアース端子が緩んでいて、
泥や埃が入って、結果として電圧が不安定になっていたようです。
アース・ラインの引きなおし・取り直しをしていただいて、
今まで原因が分からなかったアイドリング時のハンチング現象も
同時に解消したみたいです。(^ー^)

ディーラーでバッテリの端子は調べたようですが、
ボディーのアース端子は完全に盲点になっていたようです。(^^;;;
ただ、イグニッション・スイッチへの入力部も少しこげかけた様子も見られた
ようで、今回も大事に至る前にトラブルが解決できて幸いでした。

原因が分かってみれば、ボディーとアース端子の接触不良。
「大山鳴動、鼠一匹」でしたが、、、原因が分かるまで、2週間かかりました。(^_^;

アルティメイトまで引き取りに行ったら、
車検に出すため来ていた。こむ@川口さんと久しぶりにばったり会ったので、
一緒に都内まで戻ってきました。
蓮田SAで給油した後浦和で東北道をおりてR122へ。
川口市内でこむさんを降ろしたあと池袋まで渋滞の中を早稲田を経由し西神田で首都高へ。
用賀から東名で厚木までの通勤経路を通ってR129で平塚まで戻ってきました。
高速道・首都高は普通に走り、下道の渋滞も入って、燃費が6Km。
1年前に似たような条件で宇都宮から家まで戻ってきた時には5Kmを切ってましたので、
O2センサー、エアフロ・メータ、燃料ポンプ、燃料フィルタ、インジェクタ、
そして今回のアース端子と、去年の終わりから立て続けで起きたトラブルで
すべて新しくした結果改造直後よりも快調な走りになった気がします。
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【トラブル発生・最終回 (5/12/2007-1/11/2008)】
《エンジン・ブロー》
【2007年5月12日】
GWの「福島林道オフ」から戻ってきた後、
毎月第2土曜日の月例「神奈川お茶会」に参加しようと思ったら、
機関室からゴロゴロとなにやら異音がします。
ベルト辺りからの異音かという気もしますが、よく分かりません。
気持ち悪いので、テラノは家に置いて奥さんの立方体でお茶会に参加。
【2007年5月13日】
翌日曜日に宇都宮に電話して、
携帯で異音も聞いてもらって状況を説明
(月曜日はお店が休みなので)火曜日に宇都宮まで持っていくことになりました。
今にして思うと、この時陸送で宇都宮まで運んでいれば、、、(^_^;
【2007年5月15日】
毎週火曜日の朝は本社と電話会議があるので、
朝早く家を出て、電話会議が終わればその足で宇都宮へ。
東名の東京料金所までは回転数を上げずに騙し騙し走ってきたんですが、
用賀インターの手前で環八に出る辺りで異音が激しくなり、
環八の交差点で機関室から煙が・・・ (^_^;
そのまま環八から脇道へ入りしばらく走ったことろでエンスト。

車を降りてみると、路上には点々と漏れたオイルの後があって、
車の下にはこぼれたオイルが溜まり、ボディーの下は飛び散ったオイルがべったり。(^_^;

会社とは目と鼻の場所なんですが、
とても電話会議どころではなく、携帯で連絡して会議はパス。
朝早いのでお店はまだ開いてないんですが、アルティメイトの社長の携帯に電話。
ローダーを手配して、できるだけ早く来てもらうことになりました。

待つこと2時間くらいで、ローダー到着。
とにかく、宇都宮でダメージがどの位あるかをチェックしてもらうのが先決。

宇都宮に到着して、早速エンジンを下ろしてもらってチェック。
#2シリンダのピストン・コンロッドが無残に折れて、シリンダの壁を突き破ってました。(^_^;
残る5本のピストン/コンロッド、クランク、そしてエンジン・ヘッドは、
今回のトラブルでダメージ受けていない模様。
被害は、#2シリンダにに局所化されているようです。
生き残った
ピストン/コンロッド
クランク エンジン・ヘッド
【2007年5月25日】
トラブル発生から10日後、
宇都宮からダメージをチェックした結果と推定される原因レポートが届きました。
今回のトラブルは、
#2のピストンピン&コンロッドが原因で、
シリンダーブロックの破損にいたってしまいました。
#2コンロッド小端部の銅製ブッシュの磨耗もしくは変形から、
ピストンピンと小端ブッシュの過大なガタにより銅ブッシュの脱落、
ピストンピンの破断、シリンダー内面でコンロッド破断、
という結果になってしまったと推察されます。
他の気筒の各部品の状態なども併せて確認しましたが、
若干のピストンピンのガタはあるものの、特に大きな問題は見受けられず、
以前のガソリンもれによるウォーターハンマーのダメージが
在ったのかもしれません。
破損したコンロッドは1本単位で補充可能で在庫もあるそうですが、
(93mm鍛造)ピストンは(ワンオフでは無いにせよ)ほぼ特注品に近く、
6個セットでないと買えません。(^_^;
更に悪いことに、ピストンは現時点では在庫なしとのこと。(^_^;
でも幸いにも、メーカーで製造予定があるそうで、
納期1ヶ月程度で入荷可能との情報。
エンジン・ブロックは、
下取りに出した改造前のエンジンがそのままお店にあるとのことで、
それを使えることが判明しました。(^^)

今回の(電源系統のトラブルを除いた)一連のトラブルでは、
ツイン・ターボ化しているのでディーラーではエンジンをいじれず、
その都度、宇都宮まで行かないと何も出来ない不便さと、
(不便なだけならまだしも)対応が遅れて結果として被害を大きくしました。

前回のウォーター(ガソリン)・ハンマーの時もそうでしたが、
今回も、このままTTで乗るか、それともノーマルに戻すか、
はたまたN/Aチューンに変えるか、、、1ヶ月以上悩みました。
N/A に戻す場合が、
ヘッドは(Z31用264度カムシャフトも含め)そのまま流用できるそうですが、
ピストン・コンロッド・インジェクタ等はすべてノーマルに戻すことになります。
N/Aチューンの場合、肝は圧縮比を上げることだそうですが、
VG33E の 91.5mm辺りで使えそうなピストンがなかなか無いそうで、
費用対効果を考えるとたいしてパワーアップは期待できないようです。
【2007年7月〜8月】
7月に入って、
いろいろと悩んだ結果、やはりツイン・ターボのまま修理してもらうことに決め、
93mm鍛造ピストン・セット(6本)と、
クラックが入っていたタービン・ハウジングを注文しました。

当初、納期一ヶ月程度と聞いていたピストン、
なかなか入荷したとの連絡が無い。(^_^;
8月の終わりになって、ピストンの納期遅れが生じているとの連絡。
このピストン入荷の遅れが、最後まで足を引っ張ります。(^_^;
【2007年9月】
9月に入って、ピストンの納期の件でアップデートがありました。
どうも、製作予定数が他のオーダーのキャンセルにより減ってしまい
単品製作に近い状況になってしまったようです。(^_^;
結局、アルティメイトの方で(今後のメンテを考えて)2Setで注文されて、
ようやくピストン製作が始まりました。 感謝です。>アルティメイトさん
【2007年11月】
注文から4ヶ月、エンジン・ブローから半年経過して、
やっとピストン・セットが納品されました。
これでやっと修理が始まります。 ほんとに長かった・・・ (^_^;
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【トラブル修理完了 (1/12/2008)】
修理が始まって2ヶ月経って、やっと修理が終わりました。
テラノ受け取りのため、年明けの正月12日、久しぶりに宇都宮へ足を運びます。

エンジン、タービン・ハウジング、エキマニの修理に加えて、
ウォーターポンプ、ベルト類、そして強化ATミッションのオーバーホールも
同時に行いました。(ATミッションは、改造以来17万キロ経過したので、予防保守。)

交換した部品のうち、メタル(F1ブラック・メタル)は製造が終わってしまったようで、
Z32のメタルに交換しました。
これからは、どんどん部品が無くなっていくんでしょうね、、、 (^_^;
8ヶ月ぶりで見る、コックピットと機関室

ピストンも、ちゃんと6個揃ってます。v(^_^)v
形状も前のピストンと異なっていて、軽量化が図られています。
ピストン/コンロッドのセット
旧ピストン
軽量化された新ピストン
組みあがったエンジン 摺り合わせを行ったエンジン・ヘッド
右タービン 左タービン
クラック修理したエキマニ クラックの入った旧い
タービン・ハウジング(⇒交換済)
シートに座ってイグニション・キーを回すと、懐かしいエンジン音。
でも、前に較べて、改造直後と較べても、凄く静かにエンジンが回ってます。
サイド・ブレーキを外し、アクセルを踏んで周りを試運転。
音もですが、滑らかに加速します。

8ヶ月乗っていないと、機器類の操作をほとんど忘れてました。(^^ゞ
立方体のコラム・シフトに慣れてしまった左手は、
シフト・チェンジしようと、何もないステアリングの横をさまよいます。(笑)

昼過ぎに最終点検を終えて、
宇都宮住人のMigoさんの職場にちょこっとお邪魔しました。
コーヒーをご馳走になった後、東北道⇒首都高⇒東名経由で自宅に帰着。
鹿沼IC手前で給油し、自宅近くのSSで再給油しての燃費は7.9Km/L。
一昨年の11月にO2センサー・エアフロメータ交換した後、
宇都宮から自宅までの帰路の燃費が8.0Km/Lだったので、
あたりがまだついていない状態での燃費としては上々です。
(もちろん、最高速度103Km/Lで走行しましたが・・・(^o^))
2001年4月の改造直後に同じルートでの燃費が5Km/Lちょっと出たとこくらいだったので、
その時よりも随分良くなってます。
燃費以上に、音が凄く静かになって、吹け上がりも滑らかになりました。(^^)
帰りの東北道、雪がちらついていました。

家に戻った後、8ヶ月ぶりで神奈川お茶会にテラノで参加しました。
入院後にMLに入られたツインターボ仲間の「すず@江戸川号」も来られていたので、
仲良く並んでのツーショット。
すず@江戸川号は、Z32のエンジン(VG30DETT)をそのまま移植されてます。
間違いなく、2台のツインターボ・テラノが並んぶのは世界で最初でしょう。(笑)
翌週には、慣らし運転のため、山形の鶴岡から仙台・作並まで出かける予定です。
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【オイル滲み修理 (3/30/2008)】
11年目の車検のために3月中頃ディーラーに持ち込んだんですが、
ハブ・シールの劣化
タコ足とマフラーの接合部のガスケット劣化による排気漏れ
オイルの滲み
が発見されました。(^_^;
最初のふたつはディーラーで対策してもらったものの、
オイル滲みはディーラーでは対策がとれないので、
再び宇都宮へ足を運びました。

頃は3月、桜の季節。アルティメイトに行く前に、
久しぶりで都賀町にある「つがの里」で桜撮影してきました。
「つがの里」に到着する直前、
信号待ちの交差点でブレーキを踏んでるのに、
車がぐいぐいと前進します。(^_^;
急いでサイド引いてブレーキから足を離して踏みなおして停止。
朝早くて車が無かったので何事も無かったものの、
気持ち悪いので、
何度もブレーキ踏んで確かめましたが問題なし。
後で思うと、
ブレーキ踏むときに横着して踵をそのままつま先だけでブレーキ踏んでたので
一緒にアクセルも踏み込んでいたみたいです。(恥)
「つがの里・桜撮影」へジャンプ

「つがの里」での桜撮影終わって、アルティメイトへ。
アルティメイト外観
入院中、このコンテナの中で
8ヶ月寝てました
高賀茂社長の Pathfinder
到着して早速、う@湘号はドック入り。
調べてもらったところ、
右タービンへのオイル供給ラインのコネクタが劣化して、
そこからオイルが滲んでいたそうです。
オイルライン自体も年数経っているので、テフロンのオイルラインごと交換してもらいました。
交換したオイル供給ラインと
劣化していたコネクタ
オイル滲みの修理と一緒に、
2月の「山形雪見露天オフ」のときにATF油温計の針がバタバタと暴れだしたのも
同時にチェックしてもらいました。
車検から戻ってきたらATF油温計の動作が正常になっていたので、
てっきり下回りのスチーム洗浄で自然治癒したのかと思っていたら、
単に一時的に治ったように見えてただけで、
チェックのためセンサーケーブルを軽く引っ張っると切れてしまいました。(^_^;
ということで、こちらも油温センサーを交換しました。
ATF油温計 ATF油温センサー

1月に退院した後、
車検も終わり、オイル滲みも解消したので、
これでいよいよ完全復活ですかな。(^^)v

【トラブル発生・第一回 (10/23/2006-11/14/2006)】
【トラブル発生・第二回 (2/04/2007-2/11/2007)】
【トラブル発生・第三回 (2/23/2007-3/10/2007)】
【トラブル発生・最終回 (5/12/2007-1/11/2008)】
【トラブル修理完了 (1/12/2008)】
【慣らし運転@(海坂藩〜仙台) (1/15/2008-1/16/2008)】
【オイル滲み修理 (3/30/2008)】 New!

【う@湘のお部屋】 【う@湘号・改造全記録】 【テラノのお部屋】