(第5章)ターボ・チャージャ
最初はNA(自然吸気)でのパワーアップを考えていました。 市販車の自然吸気でのパワーアップは、 リッターあたり出力の限界は125psと言われていますが、 NAチューンで「100ps/L」位までが現実的のようです。 |
ということは、 3.3Lエンジンをボアアップ・ストロークアップすれば 340〜350psという数値はNAでも可能。 |
でも、この数値は多分マックスパワーでしょうから、 3Lクラスで300psレベルを常用で得るのはどうなんでしょう・・・ |
ショップ(アルティメイト@宇都宮)のお勧めは、 ターボ化によってパワーアップすれば、 余裕を持って「高出力・大トルク」を得られる、とのこと。 |
【ターボチャ−ジャとは?】 |
出力を上げるには、 「よい圧縮」・「よい混合気」・「よい点火」 が重要です。 |
より多くの燃料を燃やすためには 吸入空気量を増やせばいい訳ですが、 シリンダーの容量は限られているので、 大気圧以上に吸入空気を圧縮することで、 結果的に「吸入空気量」を増やすことができます。。 そのための装置を「過給器」と呼びます。 |
吸入空気を圧縮する方式として、 (1)機械的に過給する「スーパーチャージャ」、 (2)排気ガスのエネルギーを利用する「ターボチャージャ」、 の2種類があります。 |
スーパーチャージャはエンジンの回転を直接利用するので、 速度ゼロからスムーズなレスポンスが可能ですが、 高回転での機械的損失が大きいという欠点があります。 |
一方「ターボチャージャ」は、 |
燃焼室から出て来た排気ガスは、約700〜900℃の高温で、タービンも10万回転以上の回転速度で回るため、タービンホイールには、耐久性・超耐熱性・耐酸化性に優れた材料が用いられます。 |