(第2章)ターボ付けたら解決?
「どこから手をつけるか?」、なかなか結論出ないので、
宇都宮にあるZ-Car専門のチューニング・ショップ『アルティメイト』に行き、
相談してみました。(Zのエンジンは、VG30がベースです。)
で、結論としては
3種類あるなかから「過給機(ターボ)」でパワーアップすることに。
でも、「タ-ボ」の欠点としてターボ・ラグがあり、
高回転になっていきなり過給始まる「ドッカン」ターボでは困りますが、
GT-RやZで採用されている「ツイン・ターボ」とすることで、
低中速域から過給が始まるようにすることが可能となります。
V6の3気筒それぞれをひとつのタービンでカバーさせることで、
容量の小さいタービンが使用可能となり、
低中速域でのターボラグを減少させることが出来ます。
更に「斜流タービン」を使うことで、
少ない排気ガスでタービンを回すことが出来、
かつ高速域でも効率よく過給を行うことが出来ます。
ということで、、、、
若干のボアアップを同時に施して VG34ETT とすることになりました。
ではツイン・ターボ付ければすべて解決するか?といえば、、、、
答は『ノー』です。
ボアアップすると同時に、カムシャフトを交換してバルブ・タイミングを変更し、
高出力・高トルクをより高い回転数で出せるようにするのがポイントだそうですし、
ターボによる過給に応じて、より多くの燃料と供給する必要があるし、
給排気系、冷却系の強化しないと駄目だし、
ガスケット、ピストン、コンロッド、etc.、etc.・・・いろんなところを、
高出力化に伴い強化する必要があります。
もちろん、ポート研磨や面研、コンピュータ・セッティングも必要です。
パワーアップしたはいいけれど、
「止まらない」のは問題だから、制動系も強化する必要もあります。
ATの滑りも気になるし、
ボディーの剛性も十分耐えられるものなのか???
結局、
トータル・バランスを考えてチューニングしないと駄目のようで、
この際やれることは全部やってみることに。。。(^^;;